大麻
大麻は中央アジア、カスピ海周辺を原産地とするクワ科の一年草で、高さ3ー5メートルになる。雌雄異株。繊維を取る目的で栽培された最初の植物である。その歴史は新石器時代の初期までさかのぼることができ、日本の縄文時代の遺跡からも見つかっている。大麻は、長い間、日本人の生活の中で繊維用のほか、食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培されてきた。ほんの半世紀前までは、日本中どこにでも植えられていたのだ。 この大麻を禁止したのはアメリカ占領軍で、1948年のことだった。1938年のアメリカ本国における禁止政策を日本にも押しつけたのである。 アメリカで大麻が禁止されたのは、依存症や犯罪などの実際的な問題が発生したからではない。1930年代に起こってきた石油化学産業にとって、大麻が目のうえのたんこぶとなったからである。何故か?大麻が石油と同等、あるいはそれ以上の原料となって、さまざまな製品を作り出すことができるからである。
■例えば
当時、開発がすすめられていたナイロンなどの化繊にとって、帆に使えるような丈夫な布やロープから、絹に近い柔らかい繊維も取れる大麻は邪魔になってしかたがなかった。
大麻の種から取れる機械油は、当時、市場の99%を占めていたが、これも石油化学業界にとって強敵だった。
また大麻からセルロイドやプラスチックなどの化学製品も開発・製造され始めたが、これも石油化学業界には脅威だった。
大麻は薬として非常に多く処方されていたが、化学薬品にとって目障りだった。
大麻は紙にもなるが、簡単に紙が作れると市場を寡占できなくなる新聞業界のおもわくもあった。
石油化学産業が大麻が邪魔になって弾圧したこと、そして、その石油が、50年後の現在、地球規模の環境汚染を引き起こしていることを考えれば、大麻が石油にとってかわることによって、地球汚染を救えると考えるのはきわめて自然であるし、また、事実、大麻にはそれができるのである。
現在、欧米先進国では大麻解禁がすすみ、繊維だけではなく、様々な製品を開発しつつある。
★大麻から繊維が マニラ麻やジュートからはせいぜいロープかセメント袋しかできないが、大麻は栽培密度と収穫時期を調整することにより、絹に近い繊細なものから、工場で使うロープまで様々な品質の製品が得られる。アメリカでは化学肥料の半分以上が綿の栽培に使われている。しかし、大麻は肥料が不要で、熱帯から寒冷地、沼沢から乾燥地まであらゆる気候・土地条件のもとで育つ。自然繊維大麻をもっと多く利用すれば、地球の環境悪化防止にも役立つ。
★大麻から紙が 森林は人類に酸素を供給してくれる貴重な資源だが、先進諸国が紙や建築資材にするために伐採・破壊をすすめている。大麻は数ヶ月で成長し、紙や合板に加工できるため、貴重な森林をまもることができる。
★大麻から食料が 大麻の種は大豆に次ぐ高品質のタンパク質を含んでいる。ミルクやチーズ、豆腐などのほかに、大豆でするようにハンバーガーを作ったりもできる。大麻はどこにでも生えるので、飢餓に苦しむ発展途上国の食料不足を解決できる。
★大麻から燃料が 大麻の茎や種子油を分解させることにより、エタノールやガソリンができる。地球の温暖化は化石燃料が放出する二酸化炭素が大気中に蓄積していくのが大きな原因である。大麻を燃料用に栽培すれば、生育途中で光合成により二酸化炭素を酸素に変え、地球の温暖化防止に役立つ。大麻燃料は石油のように硫黄や重金属を含まないので「酸性雨」とそれによる地球環境破壊を防止できる。
★大麻から薬品が 古代から人類は大麻を薬品として利用してきた。二〇世紀に入ってからも欧米では大麻から取れるカンナビス剤が、頭痛薬などとして処方されてきた。喘息・緑内障・てんかん・食欲減退・憂鬱症などに効果があるほか、喫煙すればストレスの解消になることも確かめられている。マリファナはタバコやアルコールほどの害もなく、依存性もないというのが、現在では国際的な常識になっている。
★大麻から化学製品が 大麻からセルロイドやプラスティックなどの化学製品もできる。石油は有限で、公害の原因にもなっている。大麻は無限で公害もない。 (大麻堂 さんのHPより)
"邪気をはらう力がある"と信じられている麻は、我々日本人と関係は古く深かったようです。これも、戦後教育の"あやま知"の一つだと思います。
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